【2022シーズン】 J1 第2節 川崎戦の感想
せっかくのホーム開幕戦でしたが、第一節のG大阪戦の快勝と打って変わり完敗という結果に終わりました。
内容も結果も川崎に敗けてました。
相手は中2日の試合でアウェイ、こちらは一週間の間隔が空いてのホームゲーム。
しかも無料招待で多くの鹿サポが入場しているという圧倒的に有利な状況でありながらも完敗でした。
これは本当に悔しい。
まずはスタメンから振り返ってみましょうか。
【2/26 川崎F戦】
スタメン:
GK
クォンスンテ
DF
常本佳吾 キムミンテ 関川郁万 安西幸輝
MF
樋口雄太 ディエゴピトゥカ 土居聖真 荒木遼太郎
FW
上田綺世 鈴木優磨サブ:
GK
沖悠哉
DF
広瀬陸斗
MF
三竿健斗 和泉竜司 中村亮太朗
FW
エヴェラウド 染野唯月https://t.co/t3PE6K77CX pic.twitter.com/hHLM9c4oN2— 鹿島アントラーズ (@atlrs_official) February 26, 2022
開幕戦と同じスタメンでした。
脳震盪の影響が懸念されてた関川がスタメンということで安心しました。
G大阪戦ではシュート33本を放つなど、相手を圧倒できたこともあり、メンバーを変える必要はないという判断だったのでしょうね。
しかし、前半はボコボコでした。
G大阪戦では鹿島のプレスが速くてアグレッシブで、
相手よりも数人鹿島の方が選手が多い感じに見えるほどでしたが今日は逆でした。
川崎の前線からのプレスが速く、ボランチの樋口も自分のプレイができない感じでした。
そしてなによりもCBの2人の出来が悪すぎました。
関川が絶不調の極み。まるで二年前の関川でした。
たぶん脳震盪の影響ですかね。
試合開始2分に樋口のバックパスを受けて、パスを樋口に戻そうとしたところを見事にカットされて一点献上。
しかもこの後もパスミスがあり、フィードも不正確、ヘディングの跳ね返しも弱く相手へのポストプレイになるなど、別人のような状態でした。
やはり脳震盪の影響なんじゃないかな。
判断が遅いわ悪いわで、絶不調としか言いようがない。
なぜこの状態の関川をスタメンにしたのでしょうか。
そしてコンビを組むミンテも不調でした。
いや、ミンテをそんなに知ってるわけじゃないので、ひょっとしたらこの程度の選手なのかもしれませんが、
パスミスが多く、またパススピードが遅いので相手に狙われる。
またヘディングで競り負けるシーンが散見されました。
しかもCKで山村選手に競り負けたことで失点を招きましたからね。
鹿島のCBがヘディングで負けちゃダメです。
そんな絶不調のCB2人で一失点ずつ献上ということになりました。
川崎相手に2失点はあまりにも重かった。
せめて攻撃ができていればまだ良かったんですけど、前半はシュート一本のみという惨めな有様でした。
二失点で抑えられてラッキーぐらいの状況でしたね。
このまま後半もやられてしまうのか、と思っていたら、
後半開始時に関川に代えて三竿、土居に代えて中村を入れたことで一気に改善しました。
この交代で中村を底に入れてピトゥカと樋口を少し上げて、トップ下を荒木にしたことで
後半開始早々から押し込み、相手陣内でスムーズに攻撃を構築することに成功しました。
前半とは違うチームのように生き返り、
5分以内に一点取れるかがカギになる、取れたら一気に逆転まで行ける、そんな気持ちさせてくれました。
フォーメーションを変えたことで川崎の守備が機能しなくなったんですね。
しかし、ここ一番で強力2トップが火を噴かず、樋口も決定機を外してしまいました。
そして、川崎の鬼木監督が選手交代でフォーメーションを変えて来たことで、鹿島の一方的なペースは終了となりました。
やっぱり後半開始5分は重要。あそこで決められれば川崎は慌てたはずでしたね。
とはいえ、鹿島は中村のボランチ、樋口のインサイドハーフが効いて前半のように川崎に一方的にやられるようなことはなく、
むしろピンチをしっかりと三竿と中村が刈り取り、ミンテもやや良くなったことでなんとか守備は崩壊せずに持ち堪えることができました。
互角以上の戦いを見せてくれたので、ゴールを奪うのは時間の問題かと思っていたのですが
荒木を下げて染野を入れたことにより、前線でチャンスメイクができなくなったことで、鹿島の攻撃力が一気に低下してしまいました。
優磨、エヴェラウド、染野とFW3枚を擁したものの、決定機を作れる選手がいないのではどうしようもなかった。
あの場面で入れる選手は、ギアを一段上げられる選手じゃないとダメですね。
若手のころの本山とか、去年までの荒木とか、
入った瞬間にギアが上がって攻撃力が跳ね上がるような選手が欲しかったです。
ここは監督の采配力の差が如実に表れてしまったといえますね。
今日のところは鬼木監督が一枚上手でした。(あくまでも今日のところはです。)
スタメンの決定、前半の最中での修正ができなかったことは岩政コーチの課題かと思いますが
暫定監督でありがら、後半開始からここまで修正できたのは評価していいと思います。
Jの指揮をしてまだ二戦目でこの戦いぶりですからね。
とにかく、今日の完敗から得たものを活かすことで、今季終了時に歓喜に浸れるようにして貰いたいです。
そして、優磨、がんばれ!
黒子になることも大事だけど、優磨はストライカーなんだから!
攻撃の全責任を自分が負うぐらいの気迫とエゴイスティックさも必要だよ。