2025シーズン 第9節 京都戦
前節は疲労が蓄積する中で固定メンバー広島に挑んだ結果、見事に負けてしまった鹿島アントラーズでした。
ホーム無敗記録を更新中とはいえ、また固定メンバーで挑んだらやばいですぜ鬼木監督、と思っていたら
流石に変えて来ました。
出出典:https://x.com/atlrs_official/status/1908730109277986990?s=61&t=K4b6pOI8e6iFWkl3fW5MSg
なぜスタメンで起用しないんだよ、と思っていた柴崎岳、そして開幕戦以降干されていた荒木がスタメンに復帰です。
広島戦で終盤にようやく二人が起用されたら、一気に流れを取り戻したんですよね。
これだけ実力を見せ付けたらスタメンで起用されるわけですよ。
開幕戦は監督の戦術を忠実に守ろうとする姿勢がチーム全体に見られ、その結果ボールが回らず、相手に攻め込まれるシーンばかりとなり、攻撃で力を発揮する荒木が守備に奔走するという展開になって見せ場を作ることができませんでした。
でも、チームとしてある程度相互理解が進んだ今、「俺はやれるだぜ」ということを証明した荒木は、スタメンで起用したらやっぱり荒木遼太郎でした。
サッカーIQの高さと技術力の高さが他の選手とは圧倒的に違うんだなということを見せてくれました。
そして、柴崎岳も同様です。
彼のトラップからのリフティングからのパスはさすがでした。
レオセアラ、優磨、柴崎、荒木、松村が融合した前半は京都を圧倒し、30分で2ゴールを奪ってしまうんですから。
今日はレオセアラの2度目のハットトリックが期待できてしまうんじゃないかと多くの人が思ったことでしょう。
しかし、良かったのは前半だけでした。
ハーフタイムでしっかり修正をして来た京都に後半は一方的に主導権を握られる展開。
前半に飛ばし過ぎたのあったのかもしれませんが、システムを修正して来た京都に対し、鹿島は後手に回るシーンが目立ちました。
でも、なんとか戦えていた印象。
とはいえ、このままではいずれやられるという雰囲気全開だったのですが、
鬼木監督はなかなか手を打たず。
ようやく交代に動きそうということで、ボランチを一枚追加するかな、と思いながら見ていたのですが、
鬼木監督の選択は荒木、松村、そして柴崎の3枚を下げるというものでした。
この結果、縦パスを入れる選手がいなくなって、サイドに展開するしか無くなり、
さらに樋口を下げて、優磨も下げてしまうと、CBやGKからのロングフィードによる展開となり、
気付けば2−3と逆転を許し、
師岡のスーパーゴールで終了間際に追い付いたものの、守備の崩壊は止まらず4失点目を許して完敗となりました。
序盤にレオセアラのハットトリックを予感したものの、ハットトリックを決めたのは相手FWでした。
今日は流石に采配ミスかな。
広島戦も柴崎と荒木の投入タイミングが早ければ違う結果になっていたと思いますし、
今日は中盤のキーとなる選手を交代したり、3バックにして守備の崩壊をさらに進めてしまうなど、
全てが裏目に出てしまいました。
長いシーズン、こういう時もあるでしょうけど、勿体無い試合でした。
負けていい試合なんてないし、完勝ペースだった試合で負けてしまった、しかもホームでというのはかなり問題。
次節までにどう修正するのか、どう反省して課題を克服するのかを注視して行きたいと思います。
とにかく、この展開は非常に残念。