悔しい週明け
鹿島上田の同点弾実らず 加入以来のゴール不敗記録「15」で途切れた
〈明治安田生命J1:川崎F2-1鹿島〉◇第17節◇30日◇等々力
鹿島アントラーズは、川崎フロンターレ相手に、東京五輪世代のFW上田綺世(22)の得点で一時は同点に追いついたが、ロスタイムに失点し勝ち点を手にすることができなかった。上田は19年夏に法大から鹿島に加入後、得点した試合は15戦連続で不敗(12勝3分け)だったが、この日の試合で途切れた。
鹿島は前半は攻守で停滞し相手に圧倒されていたが、後半は、相馬直樹監督が掲げる「チャレンジャー精神」でゴール前に圧力をかけた。後半16分、上田はMF荒木のスルーパスに抜け出すと、相手GKの飛びだしにループシュートを放った。オフサイドの判定もVARの判定でゴールが認められた。上田は「僕自身オフサイドかと思いましたが、常に準備していたところが得点につながった。僕に普段、あまりないアイデアを生かせたゴールだった」と振り返った。
得点の直前にも、MF土居のパスにうまく抜け出したが相手GKにセーブされた。「FWは常に点を取り、チームを勝たせるのが仕事。負けたのは僕の責任。2本を決めきらなければいけなかった」と悔しさを口にする。今後は東京五輪に挑むU-24日本代表へと合流する。「代表でも鹿島でも、持っている力は同じなので。それを全力で表現し、いろんな選手とプレーすることでいい部分を盗んだり、新しい動きだしにトライしたりできたら」と抱負を口にした。
日刊スポーツより
https://www.nikkansports.com/soccer/news/202105300001636.html鹿島相馬監督悔やむ「最後に取られた」上田弾一時同点も終了間際失点で敗戦
<明治安田生命J1:川崎F2-1鹿島>◇第17節◇30日◇等々力
鹿島アントラーズは常勝軍団の意地は見せたが、王者の壁は高かった。後半、FW上田の得点で追いついたがロスタイムに痛恨の失点。持ち味の勝負強さを川崎Fに奪われた形だ。
川崎Fの鬼木監督と相馬監督は、鹿島時代のチームメートで、川崎F時代は監督とコーチの間柄。相馬監督は、圧倒された前半を悔やみ「十分、戦えるところは見せたが、最後に取られた。前半がつながっていたのかなと思う」と悔しがった。
日刊スポーツより
https://www.nikkansports.com/soccer/news/202105310000085.html
悔しい週明けとなりました。
「惜しかったね」では済まされない気持ちです。
勝てる試合でもあったし、負けるべくして負けた試合でもありました。
前半のプレスの効かなさは本当に苦しかった。
でも、後半は修正できて攻め込めて同点に追い付いたし、
惜しいシーンを逃しました。
少なくとも土居と上田がそれぞれ決めていれば、、と思います。
が、川崎にも同じように「決めていれば」というシーンが2回あったので
川崎がそれを決められていて、こっちも決めていたとしても3-4で負けてますけどね。
悔しいですが、川崎の鬼木監督が現時点で鹿島の上を行ってました。
飲水タイムでしっかりと修正できて、
選手交代でギアを上げ、
最後の最後に切り札の小林悠選手を投入して逆転してしまう。
これは昨日の時点の鹿島アントラーズでは手に負えないレベルでした。
悔しいけど、認めるしかありません。
リーグ戦は川崎がダントツで突っ走っているし、リーグ後半戦にどうやって各チームが対処できるか。
中村憲剛氏が引退し、大島選手が離脱中で、小林悠選手が控えに回っていてもこの強さ。
仮に家長選手や三苫選手、田中選手、旗手選手が離脱しても普通に勝ち進んでしまいそう。
ベースとなる戦術がしっかりしていること、それに各選手の個性を乗せていて
しかも監督の修正能力が長けているのが川崎。
鹿島としてはベースとなるサッカーがザーゴに壊されて再建中ではあるものの
現時点ではそれでも上手く立て直して来ています。
過密日程の中で急遽就任したというのにこの戦績ですから
監督の修正能力も高いことは証明済みです。
怪我人や病人が本格復帰することと、
さらにサッカーの立て直しが進めば、リーグ後半戦はきっと快進撃となると信じています。
U-24代表組が抜けてしまいますが、ルヴァン杯のプレーオフシリーズにしっかり勝利して
弾みを付けて次節に挑みましょう。