いつか石井監督とACLで対戦したい
サッカーJ1鹿島元監督 石井さんがタイで3冠 クラブW杯出場狙う
サッカーのJ1鹿島アントラーズの元監督で、現在はタイ1部リーグのブリーラム・ユナイテッドを率いる石井正忠さん(55)がタイの主要国内タイトル3冠を達成した。日本人監督として初となる偉業を手に、7日、茨城県の鹿嶋市役所を表敬訪問した。「鹿島で培った力がタイで発揮されたと思っている。鹿嶋市にも報告がしたかった」と喜びを語った。
石井さんは1991年に鹿島の前身の住友金属工業蹴球団(当時)に加入。同年のクラブ創設から93年のJリーグ開幕を経て、97年まで鹿島の選手として活躍した。2015年には古巣の監督に就任し、同年にはカップ戦、16年はJリーグ制覇を達成し、17年までチームを指揮した。「チーム一体で優勝に向かっていく経験をした」のを糧として今回の3冠達成につながったと回顧した。
19年3月からは鹿嶋市の学校給食センターに勤務した。異例の〝転身〟だった。当時の職場リーダーがさまざまな役割をこなしながら仕事を円滑に回す姿を見て、学びを得た。問題があればすぐに石井さんら社員と共有し、解決を図ったという。こうした経験から「組織力の重要さを学んだ」。
同年10月に退職して、再び指導者の道を模索している時、タイ1部からのオファーがあった。サッカー熱が高いタイ。20年シーズンからサムットプラーカーン・シティの監督に就任。1年目は14勝5分け11敗で6位の結果を残した。
21年12月、シーズン途中で強豪のブリーラム・ユナイテッドに籍を移した。リーグ戦首位だったチームを引き継ぐと、順調に勝ち点を積み上げ、18年以来の優勝に貢献した。さらにタイFAカップ、タイリーグカップも制覇した。「自信になった」とうなずく。
監督の役割として「組織のマネジメントが大事。(選手に)やりがいを感じてもらい、一つの目標に向かわせられるかどうかが大切」と語る。言語の壁はあったものの、「映像を見せたり、練習前に(メニューの)説明をしたりと工夫した」。組織力を高め、J1横浜FMなどでプレーしたティーラトン選手らを導いた。
23~24年開催のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を得て、Jリーグクラブと対戦の可能性もある。目指すはアジアチャンピオン。指揮官として鹿島を準優勝に導いたクラブワールドカップに、「もう一度出たい」と目標を掲げた。
茨城新聞クロスアイより
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16546090772141
石井監督はやっぱり素晴らしいですよね。
2016シーズンをJ1優勝、CWC準優勝、そして天皇杯優勝という形でシーズンを終えたのに
序盤の成績が芳しくないということで解任されてしまったわけですが、
どう考えてもあの判断は間違っていたと今も思います。
あの2017シーズンは柴崎岳がスペインへ急遽移籍(チームの練習初日にはいました)したり、
そもそも天皇杯優勝の後、短いオフしかなくて選手はちゃんと休めてませんでした。
リーグ優勝を飾った後、すぐにCWCに出場となり、12月は試合に次ぐ試合の毎日を過ごしたのにもかかわらず、
碌に休養を取ることもできないままチームが始動するという流れでした。
2017Jリーグアジアチャレンジ、DAZNニューイヤーカップがあり
キャンプでもトレーニングを十分に積めない状態のまま、シーズンに入ったことで
新戦力のペドロ・ジュニオールなどがチームに適応できなかったんですよね。
昨シーズンの疲労が蓄積したままだわ、10番が抜けてしまうわ、補強した選手がチームに馴染めないわという状況では
誰が監督をやっても勝つのは難しかったのではないでしょうか。
あれは我慢の時期だったと思います。
サポもそうだし、鈴木満氏をはじめとしたフロントもそう。
石井監督が着任してすぐにナビスコ杯を獲り、翌年は2冠を獲り、CWCでは決勝まで行けたことで
「勝って当たり前」と思ってしまった感じがありました。
セレーゾを更迭した後にチームを立て直して勝てるチームにした石井監督を簡単に切ったこと、その失態が長く影響していると思っています。
まるでレッドソックスが長い間悩まされたバンビーノの呪いのようです。
石井監督は大宮の監督、そして驚きの給食センター勤務を経て、今ではタイで大成功しています。
やはり素晴らしい監督であることを証明してくれました。
タイでの成功、本当に嬉しいですし、これからも成功を収めて欲しいと思います。
そして鹿島のフロントは石井監督に誠心誠意頭を下げて謝罪して償って貰いたい。
帰国する時には鹿島のクラブハウスに顔を出してくれているとはいえ、やっぱり、日本人監督として国内タイトル3つを獲得した人は石井監督だけですので、
その栄誉をしっかりと讃えて、レジェンドとして扱って欲しいです。
少なくとも自分の中ではレジェンドです。
近い将来、石井監督とACLで対戦できるように鹿島も頑張りましょう。
本当は戻って来て鹿島アントラーズの要職に就いていただきたいのですが・・。