まだチャンスはあるけど同じ過ちを繰り返したらダメ
鹿島 上田&ピトゥカ不在響き無得点 指揮官「まだチャンスはある」
◇ルヴァン杯 プレーオフ第1戦 鹿島0-1福岡(2022年6月4日 ベススタ)
福岡に0-1で敗れた鹿島は、日本代表FW上田の不在が響いた。
J屈指の2トップもFW鈴木1人では威力が半減して無得点。ヴァイラー監督は「攻撃のバリエーションはあったが、福岡に先行されたことできつい試合になった」と頭を抱えた。
この日は中盤の要となっていたMFピトゥカも欠いたことで攻撃が停滞。11日の第2戦(カシマ)に向け、指揮官は「2試合で決まるのでまだチャンスはある」と前を向いた。
スポニチアネックスより
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2022/06/05/kiji/20220605s00002010034000c.html
昨日の敗戦は非常に悔しいものがありました。
スポニチの記事では上田とピトゥカを欠いたことが原因と書いてますが、
はてさて、どうでしょうか?
五月の上旬まではバランスが取れていたので、守備で大崩れをすることはありませんでした。
特に樋口が凄く効いていて、居て欲しいところに居てくれるわ、来て欲しいところに来てくれるわ、行ってほしいところに行ってくれるわで、
危機を未然に防ぎまくってくれてました。
あれは、中盤のバランスも良かったのが大きな要因だったんだなと思いました。
今はすごくバランスが悪いので、相手が弱点を突いて来ると簡単にやられてしまいます。
足の速い選手をSBの裏に走らせてパスを通せさえすればいいんですから、相手としては攻略しやすいでしょうね。
CBがカバーでサイドに回る、真ん中に空いたスペースに敵が走り込んで来る、ここに素直に出してもいいし、あるいはここからさらにワンツーを使ってもいい。
毎回決まるわけじゃないけど、90分のうちに2,3回はこれで決定的なチャンスを作れてしまうので、相手としては戦いやすかったはず。
レネ将はダイヤモンド型の中盤に固執してるようですが、だとすれば樋口をしっかりアンカーとして使って、中盤の二枚はもっと守備をして欲しいところ。
でも、縦に速いサッカーに拘るあまりに守備が疎かになってしまうという状況なんですよね。
でも、これじゃ安定して勝てない。
鳥栖相手に0-3から逆転したのに最後に追い付かれてドローになった試合で気付いて欲しかった。
そもそも3失点を早々に許し、最後に守り切れなかったという守備はタイトルを獲るには致命的です。
広島戦でやられて以来、この弱点を露呈してしまったのに未だに解決できないのは非常にマズイです。
次に同じことをしてしまったら早くもタイトルを一つ逸することになりますので、
本気で対策して挑んで欲しい。
これまでの歴史を振り返っても強い鹿島を取り戻すための試金石がこのタイトル。
ここで敗退してる場合じゃないので、次は絶対に完封して、2点以上取って下さい。