苦戦をしてしまう原因を考える
東京ヴェルディ戦は荒木のキラーパスと松村の執念によって辛うじて勝利を収めることができました。
内容は良いんです、勝てばいい。
手堅く勝ち点3を積み上げることが最優先なので、結果オーライなのです。
とはいえ、どうして塩試合といいますか、苦戦といいますか、胃に穴が開いてしまいそうな展開になるのかなあって思います。
堅守で凌ぎ、ここ一番でゴールを決めて手堅く勝つ、それも鹿島アントラーズの一側面ではありますが、
相手を圧倒して試合を支配して勝つという姿も鹿島アントラーズの一側面であります。
古参サポ、ファンの方なら覚えてるでしょう?96年の初優勝を。93年のファーストステージ優勝を。
あの頃の鹿島は相手を圧倒していたんです。
今の鹿島のスタメン構成を見ると、どうしても守備に偏りがちというか、強度を優先してる傾向が強いです。
ボランチ二枚がどちらも堅守の選手。守備は堅いものの、縦パスを刺したり、試合をコントロールするパスを出してるかというと、
「うーーん」と言わざると得ないのです。
鬼木監督のゲームプランなのでしょうかね?
ボール奪取に長けた選手と、パス能力に長けた選手の組み合わせであったり、
二列目には強度が高く献身的な選手と、ゲームメイクをできる選手を配置すれば、相手を圧倒できると思うのです。
つまり、言いたいのは、
ボランチに舩橋または樋口を、二列目に荒木遼太郎を配置して欲しい。
樋口はヴェルディ戦で負傷からようやく実戦復帰したのもありますが、彼らのキック精度と献身性は魅力。
ゲームを読む力、パスセンスもあるし、やはりボランチの一枚はこういう選手を配置するといいんじゃないかなあ。
あと、やっぱり荒木遼太郎は素晴らしい。
シーズン序盤に強度不足を露呈してしまったからか不遇なシーズンとなってしまいましたが、
戦術にアジャストして来てるし、出れば流れを確実に変えることができます。
彼と一緒に優勝の喜びを分かち合いたい。
強度の高い守備から入るのか、それとも攻撃を見据えて構成にするのか鬼木監督の選択が気になるところですが、
とにかく、勝つために最善の手を打ってくれることを期待しています。
それにしても俺たちの柴崎岳の姿を見なくなって久しいです。
強度不足を露呈してボールロストをしてしまった試合から起用されてないんですよね。
最終節に彼のメンバー入りがあるのか、ここも凄く気になっています。



