【2022】 ルヴァン杯 グループA 第5節 大分戦の感想
今日は大好きな荒木と土居、そして中村亮太朗がスタメンとなりました。
【4/23 大分戦】
スタメン:
GK
沖悠哉
DF
常本佳吾 ブエノ 関川郁万 広瀬陸斗
MF
中村亮太朗 樋口雄太 松村優太 荒木遼太郎
FW
土居聖真 鈴木優磨サブ:
GK
クォンスンテ
DF
安西幸輝 小田逸稀 キムミンテ
MF
和泉竜司 アルトゥールカイキ
FW
染野唯月試合速報:https://t.co/BkK5gEnw5M pic.twitter.com/h8fGfqKC0R
— 鹿島アントラーズ (@atlrs_official) April 23, 2022
特に遼太郎と亮太朗のWリョウタロウが揃っての先発なので、両タロウの活躍が期待されるところでした。
荒木は今日は得意のトップ下ということですし、土居はキャプテンなので存在感を示して欲しいところ、
さらに中村亮太朗は出れば必ずクォリティの高いプレイを見せてくれてましたので、
これはもう、間違いなく鹿島アントラーズが圧倒する試合を見せてくれるのではないかと思いました。
しかし、試合が始まってみたら、なかなかそうはなりませんでした。
関川がしっかりと相手を制圧してくれたこともあり、前半はシュート0本で抑え込むことができたのですが、
攻撃がどうにも二列目でボールが上手く処理できない感じでした。
土居と荒木が特に不調なのが際立ってましったね。
どうしちゃったんでしょうか。
レネ将が合流する前の輝きはどこに行ったのか、すごく精彩を欠いてしまってましたね。
2人って技術レベルが高いんですけど、それを活かせていたのがインスピレーションというか、発想だったんだと思うんです。
発想したプレイを実際に表現できてしまう技術があることで、他の選手とは違うものがあったんですよね。
しかし、レネ将の指導が入った後は、どうもそれが無くなっているといいますか、思い付いたことをプレイに移す前に、一瞬考えてしまう、そのため判断が遅れる形になってボールを奪われるということになってるんじゃないのかと思いました。
特に土居が左サイドでボールを受けた後に簡単に捌けば大チャンスっていうタイミングで、なぜか切り返してボールを失うというシーンが印象的でした。
優磨が獲得したPKを譲って貰った荒木も凄く甘いコースに蹴ってしまって防がれてしなうなど、
2人から迷いを凄く感じました。
かなり心配。
荒木が失敗したPKなんて、優磨が荒木に自信を取り戻させるために譲ったわけですよね。
去年の荒木なら確実に決めていたはず。コースを読まれたとしても荒木の技術ならもっと厳しいコースに打ててると思います。
代わりに入ったカイキと和泉が大活躍をしてるところを見ると、
カイキと和泉の2人はレネ将の指導を上手く咀嚼して消化できているのかもしれない。
カイキのシュートは見事でしたし、和泉のドリブルも素晴らしかった。
天才肌のプレイヤーには厳しい局面なのかもしれないですが、荒木と土居には頑張って貰いたい。
さてさて、しかし結果は終わってみれば3-0の快勝で、見事にグループステージを突破することができました。
優磨の見事なサイドチェンジを起点にして樋口が決めた移籍後初ゴールで先制したことで、
前半終了間際の荒木のPK失敗で嫌な空気になりかけていましたが、
このゴールでその空気が一変しましたからね。
本当に凄い。
守備も完璧、ゲームメイクもできるし、ゴールも決めてしまえるんですから、すごい選手です。
鹿島での初ゴールもようやく決めることができましたし、
今日も絶対的な存在感を見せ付けてくれました。
そして、優磨の二点も素晴らしかった。
染野のシュートのこぼれ球に鋭く反応した優磨のゴール。
PKを譲ったものの、自分でもその後にしっかり決めてしまうところはさすが。
今日もチームのために動きまくってました。
ゴールを決めた後の染野への煽りが印象的。
ライバルとなる後輩をも育てようとするところが凄い。
実際、今日の染野はとても輝いてましたね。GKへのプレッシングも良かった。
あとはゴールを決めるだけ。レネ将の指導が良い感じに浸透してるのかな。
そして、3点目はカイキのゴール。
疲労が取れた状態のカイキはすごく良いですね。
FKは外してしまったものの、染野のヘディングのこぼれ球を冷静な技ありゴールでした。
ハーフバウンドのボールをあの角度からゴール右隅に決めるという技術力。
巧かったなあ。
そうそう、巧いと言えば中村亮太朗の巧さも際立ってました。
守備でガツガツと相手からボールを狩り獲ったかと思えば、正確なキックでゲームを作るというところは惚れ惚れしてしまいました。
樋口とのコンビはまさしく無敵でした。
この2人に加えてピトゥカもいるし、三竿も本職はボランチだし、
さらに舩橋、小川もいるわけで、
さらにさらに和泉とミンテまでボランチができるようになって来ているなんて、鹿島のボランチのレベル高さはJ髄一なのではないかと思ってしまいました。
セーフティーリードを奪った鹿島はその後樋口と優磨を下げて和泉とミンテを投入しましたが、
和泉が相手を一瞬で剥がしてドリブルで持ち上がるシーンや、ボランチ起用のミンテがそつなくこなしているところを見ると、
鹿島アントラーズが確実にチームとしてレベルアップしているのを感じました。
相手が今季はJ2とはいえ、しっかりと結果を出せてことは素晴らしい。
逆に、J2相手に存在感を示すことができなかった土居と荒木がやはり心配。
ボランチの層が一気に熱くなりましたが、二列目の選手のレネ将の指導が浸透するまではカイキとアラーノ、和泉が基本的にレギュラーになりそう。
しかし、それだとかなり厳しい。
誰が出ても高いレベルを維持するためにも土居と荒木の存在は不可欠です。
松村の成長っぷりに惚れ惚れしてしまいますが、
キャプテンと10番はやっぱりチームの中心にいないとね。
プレーオフステージに駒を進めたことで、タイトル奪取へ一歩近づきましたので、
次のステージを勝ち上がるためにも迷いを吹き飛ばして一段高いレベルの選手に覚醒して貰いたい。
がんばろう。
もうすぐジーコが来日します。
ここからはすべて勝ってジーコを喜ばせましょう。