J1 第4節 ヴィッセル神戸戦(AWAY)の感想

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快勝となりました。

コロナで4選手が出場できないという試合でしたが、

先発メンバーを見る限り、岩政コーチがレギュラーとして考えてる選手の中で出場できなかったのが関川でしたね。

あと、エヴェラウドがベンチ外というところを見ると、このあたりの選手が出場できるようになるまで時間がかかるのかもしれませんね。

そんなわけで今日のCBはブエノと三竿のコンビとなりました。

なんと言ってもブエノが久しぶりの先発。

体つきを見る限り、しっかりとトレーニングを積んでいるらしく、努力を重ねて来たのが見て取れました。

でもゲーム勘がやはりどうしても鈍っているからなのか、粗さと甘さが特に前半は目立ちましたね。
リンコン選手にスピードで負けたり、単純にバックパスでいいところを無駄にターンして前にボールを出そうとしてカットされるなど、なかなかの不安定さがありました。
でも、三竿へのアシストとなったヘディングはさすがの身体能力。

あれはブエノでなければ折り返せなかったですね。

アシストという見える形で勝利に貢献できたことは自信に繋がります。

それに不安定なプレイが目立った前半に比べて後半は徐々に落ち着きを見せ、献身的に走り回っていたところは好感が持てる。

試合にコンスタントに出ていれば安定感も出るでしょうし、やっぱりブエノにはがんばって欲しい。

そして、先制点を生んだきっかけは上田の振り向きざまのロングシュートでした。

無回転ですごいパンチの効いたシュートでGKも弾くのがやっとというシュート。

ここから得たCKが弾き返されたところを再度ボールを入れてブエノが折り返して三竿がヘディングで決めたわけなんですが、

このゴールはマジで素晴らしかったと思います。

なんと言っても相手の守備の要である菊池選手に三竿がヘディングで競り勝ってのゴールでしたからね。

三竿を背中でブロックしつつ、さらに後ろ手で抑えにかかって来ていたわけで、
それでも負けずに競り勝ってのヘディングシュート。

これは気持ち良いです。

なぜならば、昨シーズンは神戸戦で上田の腕をへし折ったのが菊池選手でしたから。

なんとしてもリベンジしないといけなかったのですよ。

そして、2点目となった優磨のゴールも凄かった。

あまりにも電光石火の一撃過ぎて喜ぶのが一瞬遅れるほどでした。

このゴールシーンも上田が菊池選手に激しいチャージで潰されて弾き返されたボールを、
優磨が光のように鋭いシュートでぶち込んだゴールでした。

上田を潰し、さらにプレスをかけて来る菊池選手のブロックをぶち破ってのゴールでしたから、
これもマジで気持ち良かった。

あとは上田にもゴールネットを揺らして欲しかったところでしたが、
それはホームでの対戦の時に取っておくことにしましょうか。

というわけで、三竿と優磨のゴールを、チーム全体で守り切っての快勝となりました。

素晴らしいですね、岩政サッカーは。

岩政コーチの著書に書かれている通り、サッカーは相手があってのスポーツであり、相手にのやり方に順応しつつ良さを消して行くところを実践できているなあって思いました。
さすがですね。

CBコンビがボランチが本職の三竿と、久しぶりの出場のブエノでありましたが、
両SB、そしてボランチコンビ、さらに二列目も含めて全員で走って守っていました。

スライドが早く、寄せも早くできていたことで、相手がまったく余裕を持つことができないという状況を作れていたことがすごく大きかったと思います。

しかも、相手の攻撃の急所である扇原選手からボールを供給させないようにできたことが本当に素晴らしい。
小笠原満男が一人でやっていたことをチーム全体で戦術としてできていた感じがします。
良いサッカーを見ることができたなって思います。

ただ、神戸がJ有数の戦力を抱えながら今季絶不調とも言える状態だったこと、
そして大迫選手、武藤選手という両エースストライカーが怪我で戦線を離脱していたという中での快勝でしたので、
本来の神戸はこんなレベルのチームではないということは忘れてはいけませんよね。

勝って兜の緒を締めよじゃないですが、快勝は気分が良いですが、
いい気になることなく気を引き締めて次戦に挑みましょう。

とにかく関川をはじめとした4名の選手を欠いた中で勝てて良かった。

これでリーグ戦は3勝1敗。

全勝ではないですが、監督不在の中でまずまずの流れで来ています。
次戦も絶対に勝とう!

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