2021 J1 第38節 仙台戦（AWAY）の感想
2021年J1最終節を勝利で終えることができました。
関川の「おおっ」と思わず声が出てしまうような素晴らしい縦パスから作ったチャンスを上田が外した時はガッカリしましたけど
なんとか０で抑えて耐えて、ピトゥカの先制ゴールを守り切れて勝利できたのは良かった。
それにしても、今季の最大の収穫は関川が素晴らしく成長したことですね。
関川はずっと期待していたものの、不用意なところでファールを取られたり
一発レッドなんてこともありました。
潜在能力は凄いものがあると確信していたものの、なかなかそれが顕在化させることができず
本人も苦しかったでしょうが、きっと出番が無い中でも努力を重ねていたんでしょうね。
今季の序盤から中盤にかけて町田が一気に伸びて、
犬飼が負傷して出番を掴んだ関川が終盤に一気に伸びてくれました。
昌子と植田コンビが抜けて以来、なかなかその穴を埋めることができずにいましたけど
来季以降もこの調子で行ってくれたら凄く安心できそうです。
秋田が０円提示で名古屋に移籍してから岩政が覚醒するまで時間がかかりましたし、
岩政が退団後に昌子が覚醒するのも時間がかかりました。
そして、昌子が海外に移籍してからも、やっぱり時間がかかりましたけど
関川がどうやらこれで覚醒してくれるかもしれません。
（本当は「覚醒した」と言い切りたいのですが、
オフの間もしっかりと研鑽に努めて来季も同じようにスタメンを獲れてからの方がいいですよね）
そして、荒木は今日も奮闘してくれました。
ここまで鹿島の攻撃を牽引してくれると本当に嬉しい。
っていうか、なぜスタメンで起用し続けなかったのか本当に謎です。
今季、ずっと起用していれば、得点王争いに加わっていたかもなんて思ってしまいます。
今オフで海外移籍が噂されてるだけに、荒木と今季タイトル獲りたかったなあ。。
最終戦を勝利で飾ることができたし、若手の覚醒も感じることができました。
本来なら「これで来季こそ」って気持ちになるんですけど、
一個だけどうしても納得できないことがあります。
それは、
なぜ永木を起用しなかったのか！
相馬監督、そりゃないでしょうよ。
さんざん干しておいて最後にベンチ入りさせたのに
ベンチで温存したまま終わるとか、あり得ないでしょう。
ちょっとなあ、やっぱり采配に疑問が残る終わり方となってしまいました。
あわや降格争いか、という最悪のシーズンスタートから、4位にまで順位を上げることができたのは良かったですが、
カップ戦はマネジメントミスで敗退して自力で獲りに行けたタイトルをむざむざ失ったことは
はっきり言って大失態でした。
来季の監督が誰になるのか分かりませんが、しっかりとマネジメントができる人に任せたいですよね。
最終戦に勝ったから「終わり良ければ総て良し」とはなりません。
「終わり良ければ総て良し」となるのはタイトルを獲った時にしか通用しない言葉です。
来季こそ「終わり良ければ総て良し」という気持ちでシーズンを締めくくりましょう。
