鹿島アントラーズの背番号13
13と言えば柳沢。
彼が作った鹿島のFWの象徴の番号です。
ただ、彼は黒崎が着けた9か、または10を背負うと思ってました。
実際、ユース代表で背負っていたのは10番でしたし、
スピード、フィジカル、ボディバランス、技術すべてが優れていて、
高卒ルーキーの時点で圧倒的な存在感でした。
MFではないけど、能力的には10を背負う資格がありました。
強いて言えば、エゴイスティックの無さがちょっと物足りなかったかなとは思います。
「そこで勝負して欲しい」という局面でパスを選択してしまうことがそりゃあもうたくさんありました。
彼の技術レベルであれば、十分にDFを剥がしてシュートに持ち込めただろうし、
DFを剥がすことができれば彼のシュート技術で簡単に決めることができただろうなって思います。
移籍してしまう最後の年の天皇杯決勝で途中出場したんですけど、
PA内にボールを持ち込みながらも、最後はダニーロにパスを出してしまったシーンは忘れらません。
ダニーロに出すことで見事にゴールが決まりましたが、
柳沢に決めて欲しかったなって思いました。
でも、それが柳沢敦の美学なのかもしれません。
実際に彼のおかげで生まれたゴールもたくさんありましたからね。
凄い数字を記録しながらも、その数字以上に活躍して貢献した選手、それが柳沢敦です。
13は興梠、アツタカを経由して、今は鹿島アントラーズの若き至宝になっている荒木遼太郎が背負っています。
眩い輝きを放ち、すごい勢いで成長を遂げて今季は二桁ゴールを決めてる荒木。
柳沢敦という偉大な先輩が背負った13背負って荒木が新しい背番号の記憶を作ってくれて行くこと期待しています。