暗黒時代が終焉、そしてもうこんなことは繰り返して欲しくない
ザーゴによる暗黒時代が終焉となりましたが、
鹿島のサッカーが完全にぶち壊されてしまいましたので、
これを再建するのは本当に難しいと思います。
なので、相馬監督に期待はしつつも、すぐに結果が伴うかどうかは未知数。
ちょっと長い目で見守るしかないのかもしれません。
この状態って過去にもありましたね。
ヒゲことセレーゾ監督が成績不振で解任されたという事案がありました。
彼は第一期政権の時は3冠という偉業を成し遂げた名将でありながら
第二期政権時では選手の怪我を過度に恐れるあまり練習でのフィジカルコンタクトを極端に嫌い
それまで練習の厳しさで常勝チームを作って来た鹿島の伝統が壊れ
守備の弱い、球際の厳しさの無い鹿島アントラーズにしてしまいました。
でも、後任となった石井監督がその問題点をすぐに解消し、
練習の厳しさを復活させ、その時はナビスコ杯を獲得、
そして翌年はファーストステージ優勝
そして浦和レッズを破って年間優勝を獲得
クラブワールドカップで快進撃を見せて準優勝
過密日程の中でも勢いを保ったまま天皇杯も優勝
という華々しい成績を残したのでした。
でも、翌シーズンの序盤に成績が向上せず、
新戦力の起用法に不満を抱いたフロントが石井監督を解任して
大岩監督が就任となりました。
あの解任劇から暗黒時代が始まりましたね。
新戦力がフィットしなかったのは
天皇杯までの過密日程で、キャンプで練習が満足にできなかったのが原因だし
年明けすぐに柴崎岳がスペインに移籍してしまったことで
チームとして体制を整えるのが本当に難しかったのが大きい。
あのまま我慢して石井監督を続投させていたらリーグ優勝を最終節で逃してしまうことは無かっただろうし
小笠原満男の鹿島イズムを後輩にもっと強く受け継がせた上で引退させることができたんじゃないかと思うのです。
国内タイトルを全て獲得した石井監督を失礼な形で切り捨ててしまったことから全てが始まった気がします。
石井さんを解任させたフロントが誠心誠意謝罪をして償わないとこの呪いは解けないのではないんでしょうか。
フロントは相馬新監督に対してはそんな失礼なことをせずに、全力でサポートしてあげて欲しい。
強い鹿島アントラーズの復活を信じます。