五輪代表メンバーは誰が選出されるのか
東京五輪メンバー18人はこうなる！ “最後の１枠”で迷ったのが…
13人は当確、残る５枠を巡る争い
東京五輪を戦うU-24日本代表は６月12日、豊田スタジアムでジャマイカ代表との国際親善試合に臨み、４－０の大勝を飾った。
突然決まったA代表との“兄弟対決”は０－３で敗れたものの、U-24ガーナ代表戦は６－０と圧勝。２勝１敗という結果で、“最終選考の場”である６月シリーズを終えている。
では、３試合を経て登録メンバー18人はどんな顔ぶれになるのか。予想してみたい。
まず、これまでの起用法やパフォーマンスから当確と思われるのは、オーバーエイジのDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航に加え、GK谷晃生、DF冨安健洋、DF中山雄太、MF田中碧、MF板倉滉、MF久保建英、MF堂安律、MF三笘薫、MF相馬勇紀、FW上田綺世の13人。残りは５枠となる。
ガーナ戦とジャマイカ戦で先発した谷晃生が確定的なGKのもう一枚は、大迫敬介。６月シリーズでA代表戦の前半しか起用されなかったのは気になるところだが、「試す必要はなかった」という判断ではないか。大迫が落ち、ジャマイカ戦の後半に起用された鈴木彩艶が飛び級で招集さればサプライズだ。残念ながら、沖悠哉にはチャンスがないか。
最終ラインの酒井、吉田、冨安はよほどのことがない限りスタメンを外れることなないだろう。ただ、左SBが本職ではない中山ひとりでは心許ないため、タイプの違う旗手怜央が入ると見る。ジャマイカ戦のプレーは選出に値するそれだった。
吉田、冨安が故障や出場停止の場合、CBには板倉が入るだろう。酒井がそうなった場合は、冨安を右SBに回すこともできるが、吉田と冨安のCBコンビは,できれば崩したくないはず。そのため、右SBのバックアッパーとして橋岡大樹を選ぶのではないか。CBでもプレーできるうえ、ジャマイカ戦では60分過ぎの３-４-２-１への移行とともに、右ウイングバックで起用された。A代表の活動があるため、森保一監督に代わって指揮を執った横内昭展コーチは、３-４-２-１が守備を固めたい時のオプションであることを明らかにしており、橋岡の重要性が増したと言える。
町田浩樹と瀬古歩夢はジャマイカ戦でのプレーに関しては問題がなかったが、板倉が３番手CBで、橋岡、中山、遠藤航もプレーできることを考えると、選外となりそうだ。菅原由勢と古賀太陽の両SBはアピールし切れなかった。
残る２枚はアタッカーから選出
ダブルボランチの遠藤航と田中は本番でも不動だろう。ここも３番手は板倉で、４番手が中山となる。
従って、残る２人はアタッカーだ。まず圧倒的なスピードを誇り、トップでも２列目でも機能する前田大然は外せないだろう。ゴールでアピールすることはできなかったが、プレスバックは高い評価を受けており、クローザーとしても期待できる。
田川亨介、遠藤渓太、食野亮太郎はインパクトに欠けたため、最後の１枠で迷ったのが、林大地と三好康児だ。堂安や久保のバックアッパーとしては後者が最適だが、途中出場で流れを変えられるタイプではない。旗手も２列目でプレーでき、さらに堂安と久保のどちらが欠けた場合に採用しうる４-３-３を練習で試したことも考慮し、林を選んだ。
ジャマイカ戦では出番がなかったが、１トップでのパフォーマンスをチェックするための前田先発、レギュラー候補の上田の途中交代という流れでは仕方なかったか。本大会では、DFかMFを１枚削ってストライカーを投入する場面が必ずあるはず。その時の駒として、この“ビースト”は適材だ。
怪我や出場停止のリスクや、中２日での連戦が続くハードスケジュールをどれだけ考慮するのかによっても、人選は変わってくる。いずれにしても、森保監督と横内コーチは頭を悩ませることになるだろう。
取材・文●江國 森（サッカーダイジェストWeb編集部）
サッカーダイジェストWeb
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=92824
昨日のジャマイカ戦で快勝したU-24代表ですが、
問題はここから誰が五輪代表に選出されるのかですよね。
各社の予想を見ると、当確は上田だけです。
沖は今回も試合出場がありませんでした。
っていうか、ベンチ外にするなら呼ばなくても良かった気もしますが、
今後の成長の糧になると思うしかないです。
鹿島でレギュラーを掴んで一年足らずでここまで行けたことを喜びたい。
きっとこの悔しさバネにさらに飛躍してくれると信じてます。
CBは、冨安が重傷ではなかったようなのと、
森保監督の序列を覆すところまで行けてないという評価のようです。
個人的にはワンチャンあるんじゃないかと密かに信じてはいますけどね。
そして、当確予想が出ている上田は昨日もナイスなゴールを決めてくれました。
パワーもあり、技術も高いのは証明済みでしたが、ゴール前でのアイディアも素晴らしい選手であることを再確認しました。
以前、鹿島に在籍していた興梠選手も、五輪代表落選してしまったものの、
その悔しさを糧に研鑽を重ね、A代表に選出されたり、
その後オーバーエイジ枠で五輪に出場したり、
J1通算ゴール数で現時点で6位の149ゴールも決めるという凄い選手になりました。
当時の監督のやりたいサッカーとの相性もあっただろうし、
もちろん足りない部分もあったでしょう。
それを受け止めて努力することがいかに大事なのかが凄く分かります。
理想は五輪代表に選出され、各国の代表を戦うことでさらに成長する、なんですけど、
問題は自分がどうしたいか、どうなりたいか向き合うことなんだと思います。
選ばれた選手には頑張って貰いたいし、
残念ながら選外となった選手には、胸を張ってチームに戻って飛躍して貰いたいです。
とにかく今は、森保監督がどんな選択をするか注視したいと思います。
