ひたむきな努力が実った杉岡

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しっかり繋いで崩した!」鹿島の連動したアタックに反響。仕留めた杉岡は「ここで行くしかないと思った」

「ひたむきにやってきて良かった」(杉岡)

完璧な崩しで、勝負を決定づけるゴールを奪ってみせた。

敵地に乗り込んだ名古屋グランパス戦、鹿島アントラーズは2-0の完封勝利を収めた。32分、永木亮太のCKを相手GKがファンブル。そのこぼれ球を犬飼智也が押し込んで先制に成功する。その後も自分たちのペースでゲームを進めてはいたが、後半に入ると攻め込まれる時間帯も多少、増えてきていた。

欲しかった追加点が生まれたのは86分だった。相手のロングフィードを犬飼がヘッドで弾き返すと、ルーズボールを松村優太が拾い、近くにいたディエゴ・ピトゥカに預ける。レフティのブラジリアンは、さらに横にいた永木にパス。ここからカウンターを発動。永木がドリブルで持ち運び、前線で膨らむ動きを見せた上田綺世にパスを通す。

上田はトラップし切れずにボールが流れたが、すぐに回収して、小泉慶にバックパス。そこから小泉→松村→永木→荒木遼太郎と繋いで、オーバーラップしてきた杉岡大暉が荒木からのヒールパスを受け、正確なシュートでゴールネットを揺さぶった。

DAZNの公式ツイッターは「しっかり繋いで崩した!杉岡大暉の追加点!」と題して、東京五輪代表候補の左SBが決めたゴールをピックアップ。「久しぶりの完璧な崩し」「素晴らしい!」「杉岡ここぞでの上がり流石」「荒木きゅんの落としがグティなのよ」など、連動性溢れる崩しからのフィニッシュを称賛するコメントが寄せられた。

杉岡は自身のゴールシーンをこう振り返る。

「チームとして我慢の時間が続いていたなかで、上手く起点ができて、スペースがあったので、ここで行くしかないと思って、良いタイミングで上がれました。亮太くんから直接もらおうと思ったんですけど、荒木が入ってきたんで、コースを変えて良いところに入れたと思います」

また試合後のフラッシュインタビューでは、「個人的には苦しい時間が長く続きましたけど、ひたむきにやってきて良かった」と神妙に語っていた。

高卒で加入して3シーズンを過ごした湘南ベルマーレから、鹿島に新天地を求めたのは2020年シーズン。だが、移籍1年目は公式戦で8試合・0得点と不完全燃焼に終わった。迎えた今季もレギュラーに定着できずにいた。

連戦となった今節の名古屋戦、8試合ぶりの先発のチャンスを掴む。杉岡自身、期するものがあったはずだ。

「この試合に懸ける思いはかなり強かったですし、連戦の中でチャンスが回ってきて、チームも良い状態だったので、絶対にここで流れは切りたくなかったし、その波に上手く乗れたかなと思います」

目に見える結果でアピールに成功した。馬力あるプレーは持ち味のひとつ。「あの時間帯で、あそこに走って決められたのは個人としても大きかったですし、チームの助けになったと思います」と手応えを口にする。

このゴールをさらなる飛躍への転機としたい。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

サッカーダイジェストwebより
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=91095

ゴールを決めた後の杉岡がすっごく嬉しそうでしたね。

鹿島アントラーズに移籍して来たはいいものの、前任の監督が頑なに起用しなかったので
昨シーズンは出番が本当に少なかった。

しまいには本職ではないCBまでやる時までありました。

今季になったようやく出番が増えて来て、ルヴァン杯で移籍後初ゴールを決め

そして昨日は移籍後のリーグ戦初ゴールとなりました。

杉岡といえば力強く積極的なオーバーラップが魅力的で、

湘南時代に彼を見た時に「鹿島に来てくれないかなあ」と思ったものです。

なので加入してくれた時はすごく嬉しかったんですけど

前任の監督がまったく起用しなかったのですごく残念でした。

見てるこっちがこんなモヤモヤを抱えていたのですから、本人の鬱憤たるや凄いものがあったに違いありません。

よく耐えて来たと思います。

杉岡のひたむきに続けて来た努力が実ってこっちも嬉しい。

今後もこの調子でお願いします!

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