PKを押し込んでの今季初ゴールの土居
鹿島土居が今季初ゴール、PK失敗も執念で押し込む「運が巡ってきた」
<明治安田生命J1:横浜FC0-3鹿島>◇第12節◇1日◇ニッパツ
鹿島アントラーズのMF土居聖真(28)が、1日の横浜FC戦で今季初ゴールを挙げた。オフサイド判定、PK失敗を経ての執念のゴールだった。
前半28分。右のサイドライン付近で得たFKから、DF永戸のクロスを土居が頭で合わせネットを揺らした。得点かと思いきや、オフサイドの判定。前半ロスタイムには、MF荒木がペナルティーエリア内で倒されPKを獲得した。PKキッカーは土居。ねらいすまして左に蹴ったが、横浜FCのGK六反が触る。ああ、外れ…… と思った瞬間、ボールはゴールポストに当たり土居の前にはね返ってきた。あきらめずに詰めて右足で触りネットを揺らした。
土居 オフサイドの場面は、自分はオフサイドだと思っていなかったので、ちょっと運がないのかなと思っていたんですけど。PKは、練習した方に蹴ったのですが止められてしまって。こぼれてきて、詰められたので、最後に運が巡ってきたのかな。まあ、日ごろの行いが良かったとしか言えないのですが(笑い)。どんな形であれ、ゴールできたことに、意味が大きいかなと思います。
今季から鹿島を担当しているが、他クラブを担当していた時から、土居のプレーには引きつけられるものがあった。予期しない浮き球パスで中央を突いたり、ドリブルでの果敢な仕掛けと、アイデアが多彩。味方のスペースを空けたり、味方を助けるカバーに入るなど、気が利くプレーも光っていた。他クラブの選手からも「土居選手のドリブルはあこがれ」など、敬意を表する声も聞いた。土居がボールを持つと、何をするのだろう、というワクワク感がある。
今季は第12節での初得点となった。生みの苦しみの心境を「けがもありましたし、ちょっと、チーム状況も良くないスタートだったので。これでもっとチームをここから助けられるように。遅いと言えば遅いのですが、あまり気にせず。今後が大事。これからも泥臭く、とり続けられればなと思います」と話した。
かつて、土居は「僕個人としては、常に違いをつくったり意表を突くプレーを心がけている」と口にしていた。横浜FC戦で得点の結果を残したことで、いい意味でプレッシャーから解き放たれたのではないだろうか。今後の得点はもちろん、土居ならではのアイデアあふれるプレーでゴールに絡む姿にも期待したい。【岩田千代巳】
日刊スポーツより
https://www.nikkansports.com/soccer/news/202105010001341.html
今季初ゴールだった土居。
ファールを受けた荒木が蹴るのかな、と思いきや
「俺が蹴る」という強い意志が伝わってきました。
(キッカーは事前に決まってたんでしょうけど)
見ていてGKに止められる予感がちょっとしたんですよ。
そしたらまんまとセービングされてしまって
「うわ!」と思ってしまいました。
でも、しっかりと押し込んでゴールを決めるところに彼の責任感が伝わって来ましたねえ。
ただ、なんだろう?
物足りなさはどうしても残りました。
もっとどんどん仕掛けて欲しい。
なんかね、繋ぎ役で終わってしまって決定的な仕事まで行けてない試合が多い気がします。
彼ほどの才能があれば、もっとゴールとアシストを決めていてもいい。
エリア内にどんどん入って行って欲しいし、
エリア付近でボールを受けたらどんどん仕掛けて欲しいんですよね。
土居なら絶対にできるはずなんですよ。
イケメンで好青年ではありますが、ピッチ上では好青年ではなく野獣になって貰いたい。
昨日、今季初ゴールを決めることができたので吹っ切れたところもあるでしょうから
今後はどんどん仕掛けて欲しい「土居=危険な選手」という印象を他チームに根付かせて欲しいです。