勝負強さを取り戻せ!そのためには走り切ること!

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【鹿島】安西幸輝は鹿島らしくない「完敗」から目をそらさない。「できる時間はあるけれど、90分もつかどうか」

川崎フロンターレ相手に12戦連続未勝利。鹿島アントラーズは2016年からこのチームに勝てていない。明治安田生命J1リーグ第32節のホームゲームで終了直前に逆転されるショッキングな敗戦を、この夏に戻ってきた安西幸輝は「完敗」と表現したが、目を背けるつもりはない。

■2021年9月22日 明治安田生命J1リーグ第32節(@カシマ/観衆4,925人)
鹿島 1-2 川崎F
得点者:(鹿)ファン・アラーノ
(川)山村和也、宮城天

「1-0で締めるのが鹿島らしいサッカー」

鹿島アントラーズの攻撃は、この人の突破から始まった。首位の川崎フロンターレに対する攻めの仕掛けの一つが、左サイドバックの安西幸輝に高い位置を取らせて山根視来と勝負させることだった。

日本代表でもあるこの右サイドバックを自陣に押し込めば、ストロングポイントである攻撃参加を未然に防ぐことができる。同じサイドのMF和泉竜司、ボランチの三竿健斗と連動しながら攻守でサイドを攻略していく。

その強い意志は開始わずか6分で表現された。川崎F陣内の最深部で山根を振り切って切り込もうとしたところで転倒。相手のファウルは認められなかったが、この縦勝負の意欲が61分の先制ゴールにつながっていく。

中盤で和泉が厳しく奪ってこぼれたボールを安西が拾うと、左へとドリブル開始、追走してきた旗手怜央を縦に抜いてからセンタリングを送ると、逆サイドから入ってきたファン・アラーノがヘッドでたたき、バウンドしたボールが大きくはねてGKとチョン・ソンリョンのタイミングを狂わせ、伸ばした手の先を通ってゴールに吸い込まれた。

だが、結果的には終了間際に逆転されて1-2の黒星だった。安西は嘆く。

「本当に、チーム全体として最後まで走り切ることができなかったのかなと思います。1-0で締めるのが鹿島らしいサッカーだと思うんですけど、今日はそれもできなかったので、逆に言えば完敗かなと思います」

例えば、27節の横浜F・マリノス戦では15分に荒木遼太郎がカウンターで先制したあと30分に上田綺世が追加点を奪って、その後もしっかりと試合を締めている。今回も90分を通して「鹿島の時間」は長かったはずだが、最後の最後にほころびを見せてしまった。1点差ながら完敗、が実感だった。

「得点が入ってからも良い戦いができましたけど、1点を取ってボールを保持する時間が少なくなってしまった。川崎を前に出させてしまったので、もう少しボールを保持できれば良かった」

川崎Fには前回対戦もアディショナルタイムに決勝ゴールを浴びていて、同じような展開でダブルを食らった。2016年から12戦連続未勝利と分が悪い。

「比較されるのは正直悔しいですけど」が安西の本音だが、プロとして目をそらせてしまえば本当の負けだ。

「いま川崎の選手たちは90分を通して全員が戦っていますし、球際もいくし、1点取られても焦らずにチーム全体として動いていると思います。僕たちもできる時間帯はありますけど、90分全部、それがもつかどうかはまた話が違ってくるので、その辺の差かなと思います」

継続性。安西がチームに必要だと思うことの一つがそれだ。

サッカーマガジンWebより
https://soccermagazine.jp/j1/17483267

なぜこんなに勝負弱くなったんだろう?

先制ゴールを奪って、いい勢いがあったのに本当に残念。

っていうか、本当に走り切れないですよね。

走り切れる選手を放出したり、ベンチ外にしたり、勝てないチームにする要因を自ら作っている印象が強いです。

先日、都並氏が歴代の左SBの順位付けをしてる記事がありましたが、その中で排気量に例えているのがすごく参考になりました。

排気量が少ない。小さくて燃費の悪いエンジンを積んでる感じです。

そのためスプリント回数は少ないし、距離も短いし、範囲も狭い。

それが相馬監督のサッカーなのだとしたらガッカリです。

相馬監督が現役時代はどのチームのサイドバックよりもたくさん走って何度もオーバーラップを繰り返して、それでも90分間フルで走り回っていました。

誰よりも頑張ることができたことでポジションを獲得し、日本代表の不動の左SBになった男が相馬直樹です。

献身的に走り、堅守を維持しながらもチャレンジを続けるプレイスタイルを思い出して欲しい。

上手いだけで勝てない。

鹿島アントラーズらしさをどんな手を使ってもいいからフロントも含めて取り戻して貰いたい。

今のチームからは「天皇杯は絶対に獲る」という空気が感じられないです。

 

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