記念日ハットで和製ジーコ襲名
鹿島、J開幕から28年節目に5発爆勝再現 土居聖真ハットトリック「和製ジーコ」自画自賛
◆明治安田生命J1リーグ第14節 鹿島5―3横浜M(15日・カシマ)
鹿島はMF土居聖真(28)が自身初のハットトリックなどで横浜Mに5―3で勝利した。1993年5月15日にJリーグが開幕してから28年の節目の日。創設10クラブでJ2降格経験がないクラブ同士の一戦を制し、鹿島は4連勝を飾り、順位も6位に浮上した。2位・名古屋は3―0で清水に勝利した。
MF土居が立役者になった。前半40分にCKからのこぼれ球をボレー弾、後半には1分にGKとの1対1、8分にPKを決めて自身初のハットトリックを達成した。V川崎(現・東京V)と横浜MによるJリーグ開幕戦が行われた日からちょうど28年。ともにJ2降格経験がない横浜Mに快勝し、「和製ジーコということで喜びたい」と93年のクラブ初勝利に重ね合わせた。
93年5月16日の開幕戦、鹿島はジーコの3得点などで名古屋に5―0で勝利。「お荷物」と目されたクラブの衝撃のデビュー戦だった。大番狂わせを演じたジーコは、今もテクニカルディレクターとしてチームに残る。その“神様”から、土居は試合前に「点を取れよ」と声をかけられ、実行。試合後には「僕は3点とは言っていないぞ」と冗談めかして喜ばれたという。
鹿島は4季国内主要タイトルから遠ざかり、クラブワーストを更新。今季も成績不振でザーゴ監督を解任した。中学時代に山形から母と2人で茨城・鹿島に移住して下部組織に入った土居は、チームの強さを取り戻したいと切に願う1人。18年に内田篤人が小笠原満男の引退会見に足を運んだように、土居も昨年の内田の引退会見に出向き、レジェンドが語る「鹿島がどうあるべきか」を胸に刻んだ。
土居は試合後、こう言った。「(先制を許した)チームを勝たせられればなと思っていた。苦しい状況を救える選手になってきているかな」。20冠獲得の歴史を築いたレジェンドたちは皆「うまい」ではなく「勝たせられる」選手を目指した。相馬直樹監督(49)の就任後、公式戦9試合無敗(6勝3分け)とし、リーグ戦4連勝となった鹿島。土居が復活をけん引する。(内田 知宏)
スポーツ報知より
https://hochi.news/articles/20210515-OHT1T51177.html
神様ジーコのお告げでゴールを決めただけでなく、ハットトリックまで成し遂げるという土居でした。
疲労が蓄積しているチームを救う大活躍でした。
鋭い反応、抜群のテクニック、冷静な判断。
最高でしたね。
潜在能力は凄いものがあるとずっと思っていたし、
あとはゴールへの執着心を全面に出しさえすれば凄いことになるんじゃないかと信じてたんですよ。
3ゴールとも素晴らしかったですが、
個人的には2得点目が好きです。
相手の守備陣が追って来る中で、GKを一対一になった局面で
体を開いてファーに打つように見せつつニアに鋭く正確に決めたシュート。
あれは痺れましたね。
やっぱり天才!
Jリーグの日にハットトリックを決めるなんて、
鹿島に一緒に移住して来たお母さんに喜びは我々の想像を遥かに超えるものがあったに違いありません。
イエローハット賞を受賞し黄色いハットを被った姿はワンピースのルフィにしか見えないぐらいしっくり来ていました。
これからも鹿島のレジェンドへの道を進んで行っていただきたい!
日刊スポーツによれば鹿島のハットトリックは今回で17回目だそうですが
記念日にハットトリックをホームで達成しジーコの偉業の再現したのは今回が初なので
今季の土居は超覚醒の予感がします。
<鹿島のJ1でのハットトリック>
ジーコ 93年5月16日名古屋戦(カシマ)
アルシンド 93年6月19日名古屋戦(瑞穂球)
長谷川祥之 95年8月26日G大阪戦(カシマ)
マジーニョ 97年4月12日神戸戦(カシマ)
長谷川祥之 97年9月20日平塚戦(平塚)
柳沢敦 98年4月4日京都戦(カシマ)
柳沢敦 98年5月5日磐田戦(磐田)
平瀬智行 00年4月29日神戸戦(神戸ユ)
鈴木隆行 04年9月18日磐田戦(静岡)
柳沢敦 06年3月5日広島戦(広島ビ)
フェルナンド 06年9月24日東京戦(カシマ)
野沢拓也 06年12月2日磐田戦(カシマ)
マルキーニョス 10年9月18日大宮戦(カシマ)
ドゥトラ 12年10月6日東京戦(カシマ)
レアンドロ 17年9月16日新潟戦(デンカS)
エヴェラウド 20年8月1日大分戦(昭和電ド)
土居聖真 21年5月15日横浜戦(カシマ)
日刊スポーツより
https://www.nikkansports.com/soccer/news/202105150000852.html